GW後半

　私奴のGW後半は、ワル友達とバカ話をし、チョッピリ憲法に想いをはせ、一応学校に出かけるも図書館と珈琲屋でグウタラし、なんとか松の木を処置し終え庭の掃除をし、録画してあった米英仏伊の激動ぶりの特集番組を眺め、パチンコ屋に立ち寄り、土いじりをしゴーヤ・カーテンを準備し、夕刻には料理まがいに精を出し、…。まあ、どうということのない閑居ぶりです。

2日　午後から京の北山駅でワル友3人と落ち合い、オシャベリしながら植物園内をブラブラし北大路橋から鴨川堤防を歩き三条木屋町で餃子をつつきながらビールを呑む。なんの話をしていたのか記憶にない。天気は良く比叡山がキレイだった。

3日　午前中、虎刈り状態で放置していた松の木にチャレンジ。午後、BS世界のドキュメンタリーシリーズの録画を3本見る。伊の「五つ星運動」、仏の「極右の誘惑」、独の「メルケルの試練」。改めて、国家という概念は制度疲労を起こしている？と思う。

　夕刻ニュースで、安倍首相のビデオメッセージの一部が流れた。曰く、「自衛隊の存在を憲法上にしっかりと位置づけ、「自衛隊が違憲かもしれない」などの議論が生まれる余地をなくすべきである」と。モーロク爺としては、「自衛隊は違憲と合憲のハザマに、敢えて置いておいた方が良い」と呟きたい。議論の余地を残しておくことこそ、世界有数の戦力を持ちながらも一度も自他の人々に発砲せずに70年も過ごした知恵というモン。

「この世の全ての事物は碁盤の上の碁石ように白黒ハッキリしている」と考えるのは、ガキッポイ浅知恵で、口角泡を飛ばす気はないが「ナンギナお人だなあ」と詠嘆した。

4日　早朝から学校へ。一講時目の教室は年寄り聴講生ばかり。先生が開口一番「予想はしていましたが、若い学生は全員欠席。今日の教室の平均年齢は高いですなあ」と苦笑い。これは向学心の問題ではなく、単なるヒマの持て余しの有無の問題。

昼前、二条寺町通りの珈琲屋で時間を潰し、午後一番、学校に帰り図書館で午睡し第三講時の聴講に備える。この日の講義は倶舎論を離れ、阿含経長部27のアッガンニャ経（お釈迦さんが語った世界の崩壊と再生、有情の出現、渇愛・慢心・貧欲・倫盗・妄語が発生し、…と続く不思議なお話だ）の話。

5日　午前中、もぎ取った松のみどりや古葉をかたずけ、ついでにもみじの木も散髪してやり、草むしりをし庭掃除。午後、赤玉土・石灰・バーミキュライト・ピートモス・腐葉土・化成肥料などでプランターの土を作り、近くのDIYへゴーヤとミニトマト・ハーブ苗を買いに出かけ、帰路パチンコ屋が眼に入り立ち寄るも成果なし（勝利の凱旋を夢見たのがマチガイの始まりだった。子供の日でなく敬老の日だったら勝たしてくれたか？）。

6日　朝からTWINSから子供の日（現地は5日夜）とてSKYPE電話あり、女房殿共々ながながとオシャベリ。5月末に一時帰国して日本の小学校に体験入学することになった事を喜んでいたが、「日本で何がしたい？」「あのね、水族館に行きたい。それからイクラのお寿司をいっぱい食べたい」などなど意味不明な会話とあいなった。

昼前、女房殿を駅まで送りその足でスーパーに出かけ、iPhoneで夕食の献立を検索しながら食材を買い集める。この日は牛ミンチでハンバーグ作りに挑戦。下ごしらえに結構手間取り、後悔することしきり、が、まあなんとか完遂。

7日　緑のエコ・カーテン用にと東側と南側の窓辺にネットを張りに精を出し、ゴーヤの苗をプランターに植えつけ所定位置に据え、猫の額より狭い花壇にミニトマトを植え小さな柵を設け完了。午後は、ヒマつぶしにここ二か月ほどに撮っておいた自作B級手料理の写真を動画に編集したり、録画してあった古い映画を見て遊んでいたらいつの間にか寝込んでしまった。夕刻、大慌てでグラス片手に中華風野菜炒め作り夕食の献立とした。

　B級自作手料理の動画については、「貧しい食卓で恥をさらすようなモン」との評を得たが、「なに、これがわが家の実態だから仕方があるまい」と返事した。