MENG MODEL WHIPPET Part 3
排気管の錆表現などもうちょっと塗装に手を入れたいところですが、時間が経つと合同展に完成させるという所期の目標から遠ざかっていくということもあるので、まず現状で撮影したものをUP致します。
ホイペットの塗装はモンモデルもタコムもグリーン系で指示されていますが、ボービントンに問い合わせたというタミヤのMk.IVが茶色系の指示であることや、オリジナル塗装のままと思われるブリュッセルの現存車である”FIREFLY”が茶色系なので、茶色系で塗装することにしました。
とはいえ、正直に言って戦闘車輛の塗装色として茶色系はあまり見栄えが良いとはいえないと思います。
気持ちオリーブっぽく振ろうかとも思いましたが、内なる声がそれを思い止まらせました。
見慣れると意外に悪くない色なのかもしれないと思うようになりました。
肝心の“THE MUSICAL BOX”のデカールはいざ貼って見ると実車とはかなり印象が違っていて、ガッカリしました。
実車の画像は同じものですが、スキャンの異なる画像でマーキングの少しわかりやすいものと比べると、ニックネームの書体が異なるほか、上の方に描かれている楽譜?は実車では五線が見当たらないばかりか、モンモデルのデカールは調号のシャープとフラットが混在するなんちゃって楽譜になっています。
実車ではト音記号の他に八分音符がいくつかランダムに描かれているだけのようです。
デカールから五線を消すのは事実上不可能なので、泣く泣くそのまま貼ることにしました。
下地を一旦艶ありにしてから貼り付け後に艶消しにしましたが、さすがカルトグラフ製のデカールはまったくシルバリングを起こさず綺麗に貼れました。
一次大戦の戦車はドロドロの泥汚れがやはり似合うのですが、いきなりウェザリングペーストなどを試す勇気と時間がなかったので、クレオスのウェザリングカラーで墨入れの後はパステルの粉をまぶす土埃で済ませました。
何かで一回練習してみてから泥汚れにチャレンジしたいと思います。
素のままではせっかくの荷物ラックが寂しいので、当時から使われている2ガロン缶を載せています。燃料用はこの頃は赤く塗られていたようです。
合同展に展示するのに展示台がないわけにもいかないので、機動戦闘車の搬入後自宅に戻ったときに無印の写真パネルを使ってイラストレーターで適当に写真と作品名をレイアウトして急造しました。
ホイペットのフォントは「プリズナーNo.6」で使われているVillage Plainで、英国風な雰囲気を狙いましたが、小文字を使わなかったのでそれほどプリズナー風な感じにはなりませんでした。
とにかく、相変わらずな無計画ぶりで希望通りの完成度とはいえませんが、久しぶりに一応の完成を見た作品を作ったことで、これ以降も定期的に完成品を増やしていければと思います。